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フリーランスとして企業に常駐する

久しぶりの寄稿になります。私事ですが5月にフリーランスとして開業いたしました。

フリーランスはざっくり分けると2種類あり、ノマドや在宅で働く「持ち帰り型」と企業のオフィスで働く「常駐型」がありまして、私は後者の常駐型です。前職では当時創業半年の5,6人の零細企業(今は3人)に勤めましたが、常駐先は数千人の大企業と環境がガラリと変わります。開業してからの方が組織の人数が多いのは不思議なものです。

退職した経緯

あまり振り返りたくないのですが、前書きとして退職した経緯を書きます。

開業された方で「前職は今でも好きです」と言われる方がたまにいます。あの球史に残る名言「辛いです。カープが好きだから」に匹敵する言葉です。しかし私の場合、そんな建前も言えない会社都合の退職でしたので、前職と関わることは今後一切ないです。退職時にあることないこと嘘まで言われましたが、要は金の切れ目が縁の切れ目ってやつです。

笑っちゃいますが本当にやっていました。予算を考えずに数ヶ月のリソースを割いて純利のない自社アプリを作ったり、浅い思い付きで自社サイトを作り結局公開せず終わったり。自社制作をすること自体は否定しませんが、「キャッシュフローの悪い貧しい会社がネットで人に見栄を張る前にやるべきことがあるだろ」と思いながら1年間過ごしておりました。よく聞かれますが前職はベンチャーではなく、よくある一般的な受託制作の会社です。前職としては社員の生活よりも「自社で面白そうなモノを作っている」という見栄をハッタリででも生みたかったのでしょう、日に日に増す彼らの背伸びをしたツイートは見ていて痛かったです。結果キャッシュフローの悪い貧しい会社なので、案の定入社1年で1番若い私が会社都合で切られましたが、トップが下から人を切るのは今回が初めてではなかったので「やっぱりな」という感じです。私が彼らを信頼せず、近づきすぎることなく知人として一定の距離を保っていれば、入社することなくまた違う関係だったと思いますが、互いに別れゆくのが私達の生き方でした。

これが退職した経緯です。これ以上は書きませんが、私と直接会った人たちには前職の詳細を偽りなく話していますので、もし腐った話を聞きたい人がいましたら私に直接会うといいです。

開業した経緯

さて、会社都合で退職したのが4月ですが、退職した翌日すぐに友人からとある企業に紹介してもらい、面談を通してお誘いの言葉を頂きました。話し合いの中で携わり方をいくつか提案して頂き、その1つに業務委託がありました。つまりフリーになるきっかけは降ってきたものです。とは言っても生活がかる大事な決断をするわけで、それなりに建設的な考えを持って自分の意志でこの働き方を選びました。互いが互いに望むことを話し合いましたが、組織の思想と私の目的が合致しており報酬面も満足できたので、私がこの企業に携わることを決断するのは至極自然なことでした。面談の数日後にフリーランスとして常駐する意思を伝えました。おかげ様で以前には得ることが出来なかった働きがいのある仕事に携わっております。

開業するまでの間、人より少し長めのゴールデンウィークをとりました。まずたくさん本を読み、たくさん映画を観ました。本、映画共に自著やドキュメンタリー、ヒューマンドラマを中心にたくさん漁りました。これは特に理由はなく、単にこのジャンルが好きだからです。
名作と言われているのに意外と数が出回っていない映画「戦場のメリークリスマス」をやっと観ることが出来ました。人が人と分かり合うことの難しさ、やるせなさを扇情的に感じる作品です。

次にたくさんのモノを捨てました。書籍、日用品、靴、雑貨、アートなど必要ないモノは全て捨てました。服も全て捨てました。諸々ゴミ袋何杯分捨てたでしょうか、間違いなく人生で1番モノを捨てました。これは片付けるのが目的ではなく、過去を思い出させないのが目的です。たくさんのモノを捨て、服も全て捨てた代わりに、白シャツを5着、デニムを2本、スニーカーを2足買いました。毎朝同じ服を着て働き、毎晩モノのない部屋で眠りにつき、毎朝同じ服を着て働きます。

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やったことはこれぐらいです。というのも個人事業主になること自体はとても簡単で、税務署に開業届けを提出するだけで誰でも簡単になれます。

フリーランスとして企業に常駐する要点

フリーランスとして企業に常駐する要点を軽く書きます。

  • 社員と同様に出社し働くが、仕事量や報酬額を都度相談出来る。
  • 社員と同様に出社し働くが、就業中に副業をしても良い。
  • 社員と同様に出社し働くが、毎月請求書を送る。
  • 社員と同様に出社し働くが、保険や税金を自分で納める。

要は1日の働き方は社員と同じリズムですが、あくまでもフリーランスであり外部の人間です。社員と違い身の回りのことは自分でやらないといけません。持ち帰り型フリーランスとの違いは働く場所と携わる人の数ですね。報酬体系は企業や職種、時間報酬か単金報酬かによって異なるはずなので省きます(ちなみに私は仲介等を挟まず企業と直接パートナー契約を結んでおります)。

このような常駐型フリーランスはブログやSNSでの言及が少ないです。私が調べた限りだと、下記の記事が常駐型フリーランスについてとても分かりやすく書かれていました。

kirimin.hatenablog.com

私が特に常駐型フリーランスになって良かったと感じていることは2つあり、1つ目は社員と違い職場が自分に合わないと感じたらすぐに抜けて自分の身を守ることが出来ることです(前職で痛い思いをしているので)。そして2つ目、これが1番良かったと感じていることですが、フリーランスという身にも関わらず普段から実績や人格の優れた方たちに囲まれて仕事が出来ることです。これは本当に恵まれており、毎日得ることがたくさんことあります。このようにフリーと社員のいいところをそれぞれ得られるのは有り難いことです。もちろんその分リスクもありますしやりづらいこともあり、勉強しないといけないことも多々あります。今後私がどのように生きるか分かりませんが、今の私には常駐型フリーランスという働き方が1番合っています。

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと (Sanctuary books)

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